普段は寝る姿勢をあまり意識することってないですよね?
でも、睡眠時に正しい寝姿勢をしているかどうかは睡眠の質に大きくかかわってきます。
腰痛や肩こりなどの体の悩みにがある方は、正しい寝姿勢で眠りたい方も多いと思います。
そこで、今回は良質な睡眠をするために最もよい寝姿勢やそのキープの方法をご紹介したいと思います。
寝姿勢はどうして大切?
睡眠は、精神の安定、免疫力の向上や、記憶の整理や定着など色々な効果がありますが、中でも大切なのが「疲労回復」です。
その効果を高めるために大切なのが、正しい姿勢で寝ること。
正しい姿勢を保つことには、「長い時間でも疲れにくい」という利点があります。
疲れをとるための睡眠なのに、寝ている姿勢の悪さで疲れが溜まってしまっては元も子もありませんよね。
良質な睡眠をするためにも正しい寝姿勢を維持することが大切なのです。
理想の寝姿勢をキープするには?
理想的な寝姿勢は、「立っている時の姿勢をそのまま横になった状態」だと言われています。ということは寝ている時の姿勢は仰向けが一番理想だとことですよね。
では、仰向けになるとどんなメリットがあるのか調べてみました。
- 体にかかる圧力が分散される
- 血液の巡りがスムーズになる
- 猫背防止
- 寝返りを打ちやすい
仰向けになると普段猫背の人も背骨が自然と真っすぐになり、猫背の改善効果が期待できます。
また、体への圧力が均等に分散されるので身体への負担がかかりにくなり、血液の流れも良くなった疲労回復繋がります。
1晩に平均10~30回寝返りが必要とされている中、仰向けだと自然に寝返りが打ちやすい体制であると思います。
ただし、メリットだけではありません。
仰向けの姿勢だと舌が下方向へ落ちてしまうので気道がせまくなり呼吸を妨げる可能性だってあります。なので、寝ている時にいびきをかく人や無呼吸症候群の方は仰向けはお勧めできません。
悩み別の適切な寝る姿勢について
理想的な寝姿勢は「自然な立ち姿をそのまま寝かせた状態」とご紹介しましたが、体調が悪い時などでは適切な寝姿勢は異なってきます。
ここからは目的や悩みごとにおすすめの寝姿勢をご紹介します。
呼吸がしやすくなる姿勢
寝る時になんか呼吸がしにくくて悩んでいる人は横向きで寝るのがおすすめです。
また無呼吸症候群の人は横向きで寝ると気道を確保しやすくなるので仰向けの時より楽に呼吸ができるようになります。
今回は良質な睡眠を得るための寝姿勢や、理想の寝姿勢をキープする方法、悩みや目的ごとのおすすめの寝姿勢についてご紹介しました。
寝る姿勢を意識するだけで疲労回復の効果が高まるだけでなく、猫背や肩こりといった日中のお悩みも解決できる場合があります。正しい寝姿勢を維持するためにも、自分の体型や体質にフィットする寝具を選び、睡眠時の環境を整えることが大切です。